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研究室ホームページをおしゃれにするコツ

研究機関に所属し、日々最先端のものを追求する研究室ホームページでは、奇抜さや個性的なページよりも、信頼性のある誠実でクリーン、落ち着いたイメージのほうが好まれます。こういった落ち着いた洗練されたイメージを保ちつつ、研究室ホームページをおしゃれにするコツ・アイデアをご紹介します。

おしゃれな研究室のホームページで一番目立つ画像

トップページの一番目立つ部分に表示されるホームページの顔ともいえる大きな画像をメインビジュアルと言います。ここに何を使うかが、研究室ホームページのおしゃれさを大きく左右します。

① 写真の選定

大体の研究室は研究内容に関する物を選ぶことが多く、1つのエリアで研究室を表現するので、研究テーマに関連するものが多くなるのは当然ともいえます。ここでおしゃれなホームページにする場合は、良い写真が無い場合やテーマに合う写真が無い場合は、市販もしくはフリーの写真素材を利用してメインビジュアルを作成する方法があります。プロの用意した写真素材の中には、ばっちりテーマに合うものや、おしゃれで格好良い抽象的な画像もたくさんあります。抽象的でおしゃれな画像を探すとき、画像素材の販売サイトで検索ワードに何をいれたら良いか…ですが、「背景」「抽象的」「青(希望の色)」とか、「未来」「希望」「科学」「革新的」なども研究室で使いやすいおしゃれな画像がたくさん出てきます。フリーの素材については「研究室ホームページ作成で役立つ無料画像素材サイト」をご参照ください。

② 写真の使い方

研究室では複数のテーマを扱うことが多いため、1枚だけの写真ではテーマが偏ってしまうという場合はありませんか?そんな場合は、Photoshop等のフォトレタッチソフトを用いて複数枚の写真を組み合わせて、うまくデザインを工夫することでおしゃれな1枚の画像を作ることができます。均等に分割して並べる方法、境界線をぼやかして結合していく方法、1枚の写真の中に複数合成していく方法などがあります。また、大きいまま使いたい場合はスライドショーやランダム表示にしても良いでしょう。

③ キャッチフレーズ

画像を組み合わせた場合は特に、全体にかかるよう大きく文字を載せると統一感が出ておしゃれになります。載せる文字は研究室の名前や、その英語名称でも格好良いのですが、せっかく訪問者に一番アピールできる画像なので、ここには研究室の目標やテーマを表すキャッチフレーズを入れるのがおすすめです。

おしゃれにみせるコンテンツのアイデア

研究室ホームページによくあるコンテンツは下記のような項目です。

  • 研究紹介
  • メンバー紹介
  • 業績
  • アクセス

どれも研究室ホームページでは標準装備といえるようなものです。

研究室ホームページをおしゃれに見せるには、これらに少し個性の出るページを追加するのがおすすめです。いくつかのアイデアをご紹介します。

①「アルバム」や「研究室風景」

例えば、「アルバム」や「研究室風景」など実際の普段の様子が見えるようなページです。研究内容の写真ばかりの研究室のホームページは、無機質で冷たい印象になりがちです。ここに、少しでも手などの体の一部や人の後ろ姿でもいいので、実際の人が見えるような写真があると、温かさや親しみやすさ、リアリティを感じられるようなページになります。

②「研究テーマ詳細」

研究内容をより深く掘り下げた、テーマごとのページもおしゃれに見せやすいページです。内容や素材が一番多くある部分ですので、研究概要のページとは別にテーマごとに深く掘り下げた説明をまとめて載せられます。難しい内容でもおしゃれ見せるポイントは文字ばかりの説明にせず、図や写真、動画などを追加すると効果的です。また、各項目の余白を多めに取り、全体的にゆったりと見せる事でおしゃれなホームぺージに見せることができます。

③「学生向け」「学生・大学院生募集」

研究室のホームページを訪問する中には、所属先の研究室を探している学生がいます。研究室が学生の受け入れについて歓迎しているという意味も込めて、学生向けの案内やメッセージを入れたページを用意すると、訪問者との距離が縮まり、明るく開けた研究室として印象が良いです。

④「プロジェクト」

研究テーマとは別に、予算を獲得しているプロジェクトや過去に携わったプロジェクトなど、研究室の活発な活動経緯をアピールするページにもなります。

研究室ホームページをおしゃれにするために避けたほうがいいこと

「最先端の研究を扱う」「親しみやすい」「信頼性のある」などのプラスのイメージを大切につつおしゃれにしたい研究室ホームページですが、避けたほうがよい事例をご紹介します。

更新されないニュース欄

本当は活動しているのに、あまりの忙しさで更新ができず放置してしまっている、という状態は大変もったいないです。研究室所属外の学生や外部の方にとってはこの更新欄が活動報告とも取れるからです。制作段階で、ニュース欄は更新しやすいホームページを構築する、もしくは更新が手間になってしまうようならSNSを埋め込んで作成するなどすると良いでしょう。トップページからニュース欄を無くして、シンプルでおしゃれなホームページに見せるというのも一つの方法です。

情報量の多すぎるトップページ

トップページに、これまでの出版物すべてを掲載したり、上の方に活動関連のプロジェクトへのリンクがずらーっと並んでいたり、トップページが本の目次のような研究室があります。研究室の記録としてはこういう使い方もできるのですが、訪問者には最初から全部を羅列するよりも、重点を絞ったホームページのほうがおしゃれにわかりやすく見え、興味を引き付けます。内部向けにホームページに多くの活動記録を残したい場合は、別のページを用意するのがおすすめです。

デザインに凝りすぎてわかりづらいホームページ

一見おしゃれなホームページで素敵に見え、作成側の満足度も高いのですが、冷静に見て新規の訪問者がどこを見ていいのかわかりづらいというのは学術的な研究室のホームページでは致命的です。また、おしゃれなアクションや個性的なデザインは良いことは良いのですが、信頼性・誠実さの点からすると必要なく、逆効果に働く場合もあります。

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